愛知医科大学病院 卒後臨床研修センター

〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1
TEL・FAX: 0561-63-1673

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センターからのお知らせ

卒後臨床研修センター通信

学外研修報告会

~ 協力型臨床研修病院でも研修できます! ~

 


当院の一般コースプログラムでは,研修2年目に5ケ月間,学外研修を選択することができます。当院で基礎を習得し,他病院で腕試しの機会を得る当院のプログラムの大きな特徴のひとつです。
平成26年3月14日(金)に下半期(10~2月)に学外研修(名古屋医療センター,豊橋市民病院,中東遠総合医療センター)をおこなった研修医3名による報告会が開催されました。学外研修先は,当院の協力型臨床病院(以下に示す)27病院から研修医が希望する行き先を選択します。毎年平均4~5名が学外研修を選択し,自己研鑽に励んでいます。


卒後臨床研修センター通信

臨床病理検討会

~ 研修医による剖検症例発表を実施しています。~

 


当院では研修医の研攅の場として剖検症例の臨床病理検討会(Clinico-pathological conference/CPC)を定期的に開催しています。研修医が臨床症例のプレゼンテーションを行い、臨床における生前の診断及び治療上の問題点について提示します。その後、病理医から剖検のマクロ及び組織の検討結果を提示して頂きます。
毎回、示唆に富む症例が豊富で、担当診療科の他にも関連した診療科が参加されます。
今回のCPCは、平成26年2月25日(火)に開催されました。当日は研修医1年目の松岡直也医師と山中俊平医師による発表があり,病理学講座の橋本光義先生による剖検報告,腎臓・リウマチ膠原病内科の今井裕一教授から『フィブロネクチンとフィブロネクチン腎症』と題したミニレクチャーがありました。
当日は研修医10名を含む46名が参加しました。

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第9回 愛知医大臨床研修セミナー

~ プレゼンテーション能力の向上を目指して ~

 

平成25年2月7日(金)に第9回臨床研修セミナーが開催され,研修医2年目の速水智英先生から「持続する嘔吐にて救急外来を受診した32歳女性の一例」,研修医1年目の陳偉萍先生から「増悪する下肢の脱力にてPCCを受診した89歳女性の一例」について症例発表がありました。
また,中部ろうさい病院 リウマチ膠原病科の藤田芳郎部長による『輸液の基本と低Na血症高Na血症の診かた考え方』が特別講演として行われ,
『体液の分布の4つの状態と輸液 -4つの状態にそれぞれに名前をつける』
『低Na血症、高Na血症はなぜ体に悪いか?』
『有効浸透圧物質と無効浸透圧物質とは?』
『低Na血症の鑑別診断と治療』について講演がありました。
講演の中で,“水過剰(低Na血症)と脱水(高Na血症)は細胞内液量を表す言葉”“Na過剰と脱Naは細胞外液量を表す言葉”というように“正しい名前をつけなおすことが勉強の基本の一つ”である等のお話しがあり,参加した研修医を始めとする若手医師や医学部学生ら外部者2名を含む約50名が熱心に耳を傾け,活発な質疑応答も行われました。
当セミナーは、研修医の臨床教育の一環として,またプレゼンテーション能力の向上を目指して,今後も年2回(夏・冬)開催していく予定です。

 


研修医1年目の陳 偉萍先生

研修医2年目の速水智英先生


中部ろうさい病院の藤田芳郎先生

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男女共同参画プロジェクト主催・学長講演会

 

平成25年2月12日(水)に男女共同参画プロジェクト委員会主催の学長講演会が開催され,卒後臨床研修センターの今村明副センター長から「本学女性医師に対するアンケート調査2014」について講演があり,以下のような内容のお話がありました。
愛知医科大学の取り組み
・女性医師のキャリア相談窓口
・臨床系女性教員の特別短時間勤務
・『育児に携わる医師の働き方を考える会』開催
・保育所『アイキッズ』の設置

アンケート結果
・特別短時間勤務制度について
・保育所について
・子供の病気について

今後の課題
・病児保育の設置
・院内保育所の適正な給食導入と定員拡大
・臨床系の未婚女性及び研修医への本プロジェクトの取り組みの周知と意見の集約

また、招請講演として慶應義塾大学医学部内科学教室(呼吸器)の別役智子教授から「医師として仕事をし続けるために」と題してご講演をいただきました。
女性が医師として働き続けるためには、モチュベーションの維持をどのようにするか。また、女性教授の立場で女性リーダーの在り方としてイルカのリーダー像を提示されました。


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JMECC

日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会~ hospital

 

厚生労働省では現在、新たな専門医の仕組みが検討されており、専門医の定義が「それぞれの診療領域における適切な教育を受けて十分な知識・経験を持ち、患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師」とされました。平成29年度から新制度が開始となります。
さて、この定義に見合う専門医を養成すべく日本内科学会では新たにJMECC(Japanese Medical Emergency Care Course)の受講が認定内科医試験の受験要件として加わりました。JMECCとは『内科救急』と日本救急医学会策定の『ICLS:Immediate Cardiac Life Support/2次救命処置研修コース』を組み合わせた講習会です。
内科医を目指す医師にとっては認定内科医の取得は必須であり、それを基本に各臓器別の専門医の取得に繋がります。新制度では認定内科医は廃止となり、総合内科専門医のみとなりますが、内科は基本領域専門医に位置付けられ、引き続きJMECCは総合内科専門医の受験要件の1つとなります。
新制度前の現時点からJMECCの受講ニーズは非常に高く、全国的に受講の機会が非常に限られている状況のため、当院では名古屋第一赤十字病院の花木芳洋救命救急センター長・救急部長をディレクターに迎え、平成26年1月19日(日)に本学医心館でJMECCを開催しました。今回の受講者は10名で,当院の医師のみならず,遠くは熊本県から参加された方もありました。
当日は,野浪敏明病院長,山口悦郎内科学講座長及びJMECC担当内科の天野哲也循環器内科部長から開催にあたっての挨拶があり、一次救命処置、気管挿管と除細動、疾病救急と急変(心停止)への対応等を実習し、そして最後に筆記試験が行われました。午前9時から午後5時半まで途中ランチョンセミナーや休憩を挟みながら,非常に濃い内容が行われました。
厚生労働省で特定機能病院の見直しや新たな専門医制度が検討されている事を鑑み、将来的に専門医制度が診療報酬に反映される仕組みが作られる事も十分に考えられることから、本学も全体の動きに乗り遅れないよう、将来を見据えて、地道に専門医を育成していく仕組みを構築していきます。
また、ディレクターの資格を有する医師が全国的に少なく、愛知県でも1名しかいないことから、専門医の育成はもとより、ディレクターの育成も行い、将来的には全て自前でJMECCが開催できることを目指していきます。



卒後臨床研修センター通信

合格祈願

~ 第108回 医師国家試験 ~

明けましておめでとうございます。みなさまのご健闘を祈念し,卒後臨床研修センターの今村明副センター長が,岡崎天満宮にて合格祈願を致しました。 国家試験まであとひと頑張り。当日は常の心に変わることなく,万全の体調で臨んでください。 卒後臨床研修センターはみなさんを応援しています!

 




卒後臨床研修センター通信

研修医による早朝カンファレンス

 当院では,平成15年度から早朝カンファレンスを実施しています。
 年間を通して週2,3回実施しており,6月までは各診療科にご協力いただき開催しており,7月以降は2年目の研修医が,主に救急外来対応について1年目をレクチャーする形式で開催しています。
 今年は,創傷対応,呼吸器(胸部)の身体診察,風邪の判別や医療事故防止についてなど様々です。直近にはインフルエンザについて発表がありました。


卒後臨床研修センター通信

研修医の表彰flair

~ 東海外科学会 若手奨励賞優秀演題 ~

 研修医1年目の笹島裕史医師が,平成25年10月20日(日)に岐阜県岐阜市で開催された第286回東海外科学会において,「B型大動脈解離後の偽腔-気管支瘻に対してTEVARを施行した1例」について口演発表し,東海外科学会若手奨励賞優秀演題に選ばれました。指導した血管外科の山田哲也講師によると,笹島医師は症例について十分理解し質疑にも的確に応答できていたことが受賞につながったのでは,とのことでした。
 今後も卒後臨床研修センターでは,笹島医師のようにスキルアップを目指し,精一杯挑戦していく研修医をバックアップしていきたいと思います。


春日井センター長から表彰を受ける笹島医師

受賞おめでとうございます。


表彰中も終始謙虚な笹島先生のこれからの活躍が期待されます。

第286回東海外科学会若手奨励賞優秀演題表彰状

卒後臨床研修センター通信

研修医と病院長による昼食会

今年度5回目の研修医と病院長による昼食会が開催されました。
この昼食会は平成20年度から開催されており,研修医は年1回参加し,病院長を始め,卒後臨床研修センター長,副センター長及び看護師長等と昼食を共にします。
今回も研修医から電子カルテの仕様やPHSのメモリー機能の改善など多くの意見が出ましたが,野浪敏明病院長は研修医の率直な質問に丁寧に一つ一つ回答されていました。
今年度は次回が最後の開催となります。


昼食会の様子です。

メニューはトンカツ定食でした。

卒後臨床研修センター通信

東海Career-Pro外科セミナー in AMU

~ Surgical seminar in Aichi Medical University ~


自ら縫合した検体を手に記念撮影

 平成25年10月19日(土)に東海Career-Pro外科セミナーin AMUが開催されました。本セミナーは東海地区7大学が連携して運営している東海Career-Proの主催で開催され,当院の研修医5名,三重大学医学部附属病院及び東濃厚生病院の研修医各1名を始め,藤田保健衛生大学医学部6年生1名,本学医学部5年生4名,4年生1名,3年生3名の計16名の参加がありました。
 セミナーは午後1時30分から約2時間30分の間で,当院血管外科の只腰雅夫先生を始めとする本学外科の先生及び三重大学医学部臨床研修・キャリアセンターの大竹耕平先生の指導のもと,豚の腸管縫合と血管縫合が行われ,参加者からは『外科的手技を実際の臓器を使って体験できた』『1グループ4名に1,2名の指導者で細かく指導が受けれた』『器具の扱い方,糸の結び方を実習できた』という意見を複数いただきました。このセミナーに参加された方々の中から将来の外科医が誕生することが期待されます。なお,縫合針等はジョンソン・エンド・ジョンソン(エチコン)様からご提供いただきました。


心臓血管と人工血管を縫い合わせます。

当院血管外科の石橋教授にもご指導いただきました。


きちんと腸管縫合できているか,色つきの水を注入して漏れないか確認します。

三重大学医学部臨床研修・キャリアセンターの大竹先生にもご協力いただきました。


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