愛知医科大学病院 卒後臨床研修センター

〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1
TEL・FAX: 0561-63-1673

HOME > センターからのお知らせ

センターからのお知らせ

卒後臨床研修センター通信

早朝カンファレンス

~当直や救急医療の現場で直ぐに役立つ具体的なポイントをセレクト~

 


とある日の様子。熱気に溢れています。

 今年度も4月から研修医のための早朝カンファレンスを実施しています。今年度で12年目を迎えました。  
 各診療科の指導医が1年目の研修医を主な対象に当直及び救急医療の現場で直ぐに役立つ具体的なポイントに絞った内容で行っています。
 7月以降は2年目の研修医が講師を努めます。
  学生さんも参加可能です。スケジュール等は卒後臨床研修センター事務室までお問い合わせください。

卒後臨床研修センター通信

東海北陸地区臨床研修病院合同説明会

平成26年5月6日(火/祝)に名古屋市港区金城ふ頭の「ポートメッセなごや」で東海北陸地区臨床研修病院合同説明会が開催されました。当日は約130の病院がブースを出展し,全国の東海北陸地区出身者や東海北陸地区在籍の医学部5~6年生を中心に約800名が参加しました。当院のブースには本学以外の学生さん33名を含む83名が訪問し、他院の研修医も後期研修を意識して当院のブースを訪問するなど活気にあふれていました。
春日井邦夫センター長が率先して勧誘し、研修医2年目の池田恵美医師,岡山幸平医師,研修医1年目の川出由佳医師,堀口ひかり医師,下田昌弘医師がそれぞれ熱心に学生さんの説明にあたりました。また、今村明副センター長は昼食もそこそこに研修医のバックアップにあたっていました。一人でもやる気溢れる学生さんが応募してくれることが望まれます。




卒後臨床研修センター通信

平成26年度 臨床研修医ガイダンス

~ 2年間頑張って下さい! ~

平成26年4月1日(火)から9日(水)まで,新人研修医28名及び研修歯科医2名を対象に,当院における臨床研修に必要な基本的な事項についての「臨床研修医ガイダンス」を開催しました。野浪敏明病院長及び春日井邦夫卒後臨床研修センター長からの医師としての心構え等についての話しから始まり,今村明副センター長による「研修医他己紹介」と題するグループワーク(GW)や,電子カルテの操作方法,輸液ポンプ・シリンジポンプ等の実習,看護師の役割や業務を通してチーム医療の中での医師の役割や病棟における医療安全を理解する病棟医療安全研修,BLS(一次救命処置)研修や医学部1年生に対するBLS指導,手洗いの正しい方法やマスクなどの個人防御具の使い方などの感染予防研修,更に採血実習と縫合実習が行われました。今回は繰り返し学習による手技の習得に重点をおきました。
最後に春日井邦夫センター長から,臨床研修医一人ひとりに臨床研修許可証が手渡され,8日間のガイダンスが終了しました。このガイダンスの内容は,参加した臨床研修医の方々にとって,将来必ず役立つものと期待されます。





卒後臨床研修センター通信

平成25年度 ベスト研修医賞

~ 日々の努力に敬意を表して ~

春日井邦夫卒後臨床研修センター長の平成25年度のマニフェストのひとつとして,研修医のモチベーションを高め,医師としての研鑽を促すことを目的に,通年努力が認められた優秀な研修医を表彰する『ベスト研修医賞』がありました。
同僚及び先輩(又は後輩)からの推薦,研修省令に基づくレポートの提出状況,カンファレンス出席率,打刻・回覧板の確認率,卒研センター行事への協力実績等を元に選考が行われ,以下の6名が受賞されました。
2年目の皆様、おめでとうございます。そして2年間お疲れさまでした。1年目の皆様、おめでとうございます。1年間お疲れさまでした。そして平成26年度も頑張って下さい!


2年目のベスト研修医の速水智英先生(中央),優秀研修医の安井講平先生(左),長谷川美有貴先生(右)

1年目のベスト研修医の松岡直也先生(中央),優秀研修医の笹島沙知子先生(左),神谷圭介先生(右)

卒後臨床研修センター通信

平成25年度 臨床研修修了証授与式

~ 2年間お疲れさまでした!~


卒後臨床研修修了証授与式が,平成26年3月17日(月)午後6時から大学本館701において挙行されました。式は,野浪敏明病院長及び春日井邦夫卒後臨床研修センター長等が出席の中,整然と且つ厳かに執り行われ,センター長から平成24年4月1日に臨床研修を開始した臨床研修医一人ひとりに臨床研修修了証が手渡されました。
今回修了した22名(研修医20名,研修歯科医2名)のうち19名は当院の専修医として,専門医,認定医や学位取得を目指すことになります。本院での臨床研修医として習得した知識,技術及び経験を生かし,各々がより一層の社会貢献をされることが期待されます。


野浪敏明病院長から祝辞を頂きました。

春日井邦夫卒後臨床研修センター長から一人ひとりに臨床研修修了証が手渡されました。


会場には研修医最初のガイダンスで「どんな医師を目指すか」をテーマにグループワークを行った時に作成した模造紙や他己紹介で描いた感動体験の絵が掲示されました。

卒後臨床研修センター通信

学外研修報告会

~ 協力型臨床研修病院でも研修できます! ~

 


当院の一般コースプログラムでは,研修2年目に5ケ月間,学外研修を選択することができます。当院で基礎を習得し,他病院で腕試しの機会を得る当院のプログラムの大きな特徴のひとつです。
平成26年3月14日(金)に下半期(10~2月)に学外研修(名古屋医療センター,豊橋市民病院,中東遠総合医療センター)をおこなった研修医3名による報告会が開催されました。学外研修先は,当院の協力型臨床病院(以下に示す)27病院から研修医が希望する行き先を選択します。毎年平均4~5名が学外研修を選択し,自己研鑽に励んでいます。


卒後臨床研修センター通信

臨床病理検討会

~ 研修医による剖検症例発表を実施しています。~

 


当院では研修医の研攅の場として剖検症例の臨床病理検討会(Clinico-pathological conference/CPC)を定期的に開催しています。研修医が臨床症例のプレゼンテーションを行い、臨床における生前の診断及び治療上の問題点について提示します。その後、病理医から剖検のマクロ及び組織の検討結果を提示して頂きます。
毎回、示唆に富む症例が豊富で、担当診療科の他にも関連した診療科が参加されます。
今回のCPCは、平成26年2月25日(火)に開催されました。当日は研修医1年目の松岡直也医師と山中俊平医師による発表があり,病理学講座の橋本光義先生による剖検報告,腎臓・リウマチ膠原病内科の今井裕一教授から『フィブロネクチンとフィブロネクチン腎症』と題したミニレクチャーがありました。
当日は研修医10名を含む46名が参加しました。

卒後臨床研修センター通信

第9回 愛知医大臨床研修セミナー

~ プレゼンテーション能力の向上を目指して ~

 

平成25年2月7日(金)に第9回臨床研修セミナーが開催され,研修医2年目の速水智英先生から「持続する嘔吐にて救急外来を受診した32歳女性の一例」,研修医1年目の陳偉萍先生から「増悪する下肢の脱力にてPCCを受診した89歳女性の一例」について症例発表がありました。
また,中部ろうさい病院 リウマチ膠原病科の藤田芳郎部長による『輸液の基本と低Na血症高Na血症の診かた考え方』が特別講演として行われ,
『体液の分布の4つの状態と輸液 -4つの状態にそれぞれに名前をつける』
『低Na血症、高Na血症はなぜ体に悪いか?』
『有効浸透圧物質と無効浸透圧物質とは?』
『低Na血症の鑑別診断と治療』について講演がありました。
講演の中で,“水過剰(低Na血症)と脱水(高Na血症)は細胞内液量を表す言葉”“Na過剰と脱Naは細胞外液量を表す言葉”というように“正しい名前をつけなおすことが勉強の基本の一つ”である等のお話しがあり,参加した研修医を始めとする若手医師や医学部学生ら外部者2名を含む約50名が熱心に耳を傾け,活発な質疑応答も行われました。
当セミナーは、研修医の臨床教育の一環として,またプレゼンテーション能力の向上を目指して,今後も年2回(夏・冬)開催していく予定です。

 


研修医1年目の陳 偉萍先生

研修医2年目の速水智英先生


中部ろうさい病院の藤田芳郎先生

卒後臨床研修センター通信

男女共同参画プロジェクト主催・学長講演会

 

平成25年2月12日(水)に男女共同参画プロジェクト委員会主催の学長講演会が開催され,卒後臨床研修センターの今村明副センター長から「本学女性医師に対するアンケート調査2014」について講演があり,以下のような内容のお話がありました。
愛知医科大学の取り組み
・女性医師のキャリア相談窓口
・臨床系女性教員の特別短時間勤務
・『育児に携わる医師の働き方を考える会』開催
・保育所『アイキッズ』の設置

アンケート結果
・特別短時間勤務制度について
・保育所について
・子供の病気について

今後の課題
・病児保育の設置
・院内保育所の適正な給食導入と定員拡大
・臨床系の未婚女性及び研修医への本プロジェクトの取り組みの周知と意見の集約

また、招請講演として慶應義塾大学医学部内科学教室(呼吸器)の別役智子教授から「医師として仕事をし続けるために」と題してご講演をいただきました。
女性が医師として働き続けるためには、モチュベーションの維持をどのようにするか。また、女性教授の立場で女性リーダーの在り方としてイルカのリーダー像を提示されました。


卒後臨床研修センター通信

JMECC

日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会~ hospital

 

厚生労働省では現在、新たな専門医の仕組みが検討されており、専門医の定義が「それぞれの診療領域における適切な教育を受けて十分な知識・経験を持ち、患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師」とされました。平成29年度から新制度が開始となります。
さて、この定義に見合う専門医を養成すべく日本内科学会では新たにJMECC(Japanese Medical Emergency Care Course)の受講が認定内科医試験の受験要件として加わりました。JMECCとは『内科救急』と日本救急医学会策定の『ICLS:Immediate Cardiac Life Support/2次救命処置研修コース』を組み合わせた講習会です。
内科医を目指す医師にとっては認定内科医の取得は必須であり、それを基本に各臓器別の専門医の取得に繋がります。新制度では認定内科医は廃止となり、総合内科専門医のみとなりますが、内科は基本領域専門医に位置付けられ、引き続きJMECCは総合内科専門医の受験要件の1つとなります。
新制度前の現時点からJMECCの受講ニーズは非常に高く、全国的に受講の機会が非常に限られている状況のため、当院では名古屋第一赤十字病院の花木芳洋救命救急センター長・救急部長をディレクターに迎え、平成26年1月19日(日)に本学医心館でJMECCを開催しました。今回の受講者は10名で,当院の医師のみならず,遠くは熊本県から参加された方もありました。
当日は,野浪敏明病院長,山口悦郎内科学講座長及びJMECC担当内科の天野哲也循環器内科部長から開催にあたっての挨拶があり、一次救命処置、気管挿管と除細動、疾病救急と急変(心停止)への対応等を実習し、そして最後に筆記試験が行われました。午前9時から午後5時半まで途中ランチョンセミナーや休憩を挟みながら,非常に濃い内容が行われました。
厚生労働省で特定機能病院の見直しや新たな専門医制度が検討されている事を鑑み、将来的に専門医制度が診療報酬に反映される仕組みが作られる事も十分に考えられることから、本学も全体の動きに乗り遅れないよう、将来を見据えて、地道に専門医を育成していく仕組みを構築していきます。
また、ディレクターの資格を有する医師が全国的に少なく、愛知県でも1名しかいないことから、専門医の育成はもとより、ディレクターの育成も行い、将来的には全て自前でJMECCが開催できることを目指していきます。




pagetop