卒後臨床研修センター通信
掲載日:2013.09.05| カテゴリー: センター通信
内閣府主催の広域医療搬送訓練で研修医がトリアージに大活躍!
平成25年8月31日(土)広域搬送訓練に伴う愛知医科大学病院訓練を行いました。今回の広域搬送訓練は、内閣府主催の総合防災訓練の一環として、大規模災害時における都道府県域を超えた医療救護を目的とし、平成16年以降、毎年全国で実施されているものです。
今回は南海トラフの巨大地震を想定し、愛知県、三重県および和歌山県を被災地として実施されました。午前7時に地震が発生し、午前7時10分に自動待機基準該当のため愛知医大DMAT参集メールが発信され、午前8時にDMAT事務局より各DMAT派遣要請と経過していきましたが DMATの活動とは別に時を同じくして、午前8時30分に愛知医大DMAT活動拠点本部が立上げられました。また同時に愛知医科大学病院災害対策本部も設置され、この本部には病院長をはじめ、看護部長、事務部長、愛知医大DMATチーム4、病院管理課が集合し、愛知医大病院長第1種非常災害宣言を行い、大規模災害マニュアルに基づく活動を行いました。
この中で研修医は職員参集連絡で集まり、班編成、空床確保と外来受入準備に外来受入準備を行い約50名の外来患者受入と二次トリアージ、安定化処置、院内入院・院外転送の選別を積極的に行いました。
災害基幹病院である愛知医科大学病院は、地域の災害拠点の役割を担う一方、県や国との連携のもと今後も防災関係機関相互の協力の円滑化を図っていかなければいけません。10月に行われる総合防災訓練に向けて課題もたくさん出ましたので、一つずつ改善するようにしていきます。