卒後臨床研修センター通信
掲載日:2013.08.30| カテゴリー: センター通信
第8回 愛知医大臨床研修セミナー
~ プレゼンテーション能力の向上を目指して ~
平成25年8月31日(木)に臨床研修セミナーが開催され,研修医1年目の石田雄一郎先生から『視野欠損を主訴に来院した33歳男性』,同じく1年目の芝沙知子先生から『腰痛を主訴に来院した93歳の女性』について症例発表がありました。
また,特別講演として独立行政法人国立長寿医療研究センター皮膚科の磯貝善蔵先生による特別講演『From Bedsore to Bench(褥瘡からベンチに)』が行われ,タイトルとなっている“From Bedsore to Bench”とは、褥瘡を研究していく上でのスローガンであり、実験室でできた成果を現場に活かすという従来の考え方から発想の転換をし、全ては現場の問題を解決するために「現場の褥瘡(Bedsore)に関連する問題を研究室(Bench)で解決する」「ベッドに横たわる褥瘡(Bedsore)患者さんを椅子(Bench)へとADLをあげていく」事がコンセプトになっていると説明がありました。
参加した研修医を始めとする若手医師や医学部学生ら約40名は熱心に耳を傾け,活発な質疑応答も行われました。当セミナーは、研修医の臨床教育の一環として,またプレゼンテーション能力の向上を目指して,今後も年2回(夏・冬)開催していく予定です。